スティーリー・ダン「Katy Lied」はジャズだった ハードロックばかり聴いていた高校生のころ、スティーリー・ダンの「Katy Lied」(1975年)をよく聴いていた。このアルバムはなんてったって、エレクトリック・ギターが派手でかっこよかったからだ。
当時の私は、ギターサウンドのかっこよさで本盤を聴いていた。所有していたヤマハのNS-690から、ディストーションの利いたギターの大音響を響かせて満足していた。
ところがふと先日、YouTubeでたまたまこのアルバムをひさしぶりに聴き、愕然とした。
「え? あれはジャズだったのか」
40年たって初めてわかる「モノの価値」ってあるんだなぁ。