「知らない」というのは恐ろしい

DYNAUDIOにはすべてがある
私は長くベースギターを弾いていたため、弾(はじ)けるような低音の瞬発力と歯切れのよさに強いこだわりがある。で、それらが得られるハイスピードなDYNAUDIOに一直線で惹かれた。
まちがっても低域がまったりドンくさいB&Wなんかには行かなかった。
また私はおとなしく控えめな高域が好みなので、その点でもDYNAUDIOのソフトドームツイータがばっちりハマった。まちがっても痛い高域が激しく耳に突き刺さるB&Wには惹かれなかった。つまりDYNAUDIOは上から下まで私の好みにぴったりなのだ。
そんなDYNAUDIOは取扱店が少ないため、多くのオーディオマニアがDYNAUDIOの音を一度も聴いたことがない。不幸なことだ。
あるオーディオマニアは言う。「スピーカーを消したい」と。
はぁ? そんなもの、DYNAUDIOでは当たり前ですが?
あるマニアは言う。「演奏者の立つ位置が手に取るようにわかる、立体的な音場感がほしい」と。
えっ? そんなもの、DYNAUDIOなら「日常」なんだけど?
あるマニアは言う。「ハイスピードでタイトでありながら、それらとは逆方向の要素である歯ごたえのある量感を備えた低音を得るには、いったいいくらの投資が必要なことか」と。
いいっ? そんなもの、DYNAUDIOでは10万円台のモデルでも実現しますが?
世の中、「知らない」というのは恐ろしい。
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