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低音は「量」ばかりでなく「質」も大切だ

いい低音が鳴るオーディオ機器を選べ

 人間、耳が肥えてないうちは、とにかく量がたくさん出る低音にひかれるものだ。だが試聴を重ねるうちに、だんだん低音の質が気になるようになる。

 ゆえに試聴では低音の「量」ばかりでなく「質」にも耳を傾けてみよう。低音をチェックするには、ベースギターの音に注意して聴くといい。低音の質が高いかどうかは、以下のような要素がチェックポイントになる。

1. 低音が「ぼわぁ〜ん」とあいまいに響いてないか? 
2. その低音には輪郭があるか?
3. 低音が素早くドンと立ち上がり、消えるべきタイミングでスッと鳴り止むか? 
4. 低音の歯切れはいいか?
5. 低音の中心部に芯があるか?

 ザックリ以上の要素に注意すれば、そのオーディオ機器が出す低音の質が高いかどうかを聴き分けられる。

 あなたも明日から「低音上手」になろう。

テーマ : オーディオ機器
ジャンル : 音楽

オーディオマニアと音楽ファンの分かれ道

オーディオマニアと音楽ファンを分けるものは?

 音質や音色がいい音楽を聴くのは楽しいものだ。

 だが音質は悪いがいい音楽と、高音質だけど音楽的には見るべきもののない音楽とでは、どちらがいいか?

 オーディオマニアと音楽ファンは、ここでハッキリふた手に分かれる。

 いくら音質がよくても、音楽的にどうしようもなければどうにもならない。音楽ファンなら当然、こう考える。

 もしあなたがそう判断せず、「優秀録音盤」などと銘打つものを有難がっているとすれば危険水域かもしれない。

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スピーカーとアンプはどっちが大事か?

蛇口が細いと流れる水は頭打ちになる

 スピーカーとアンプは、どちらにお金をかけるのが正解か? オーディオでよく話題になる永遠のテーマである。

 話をわかりやすくするために、川の流れに例えてみよう。まず川の上流で、水底の土の中(CD)からきれいな水(データ)を「掘り出して」いるのがCDプレーヤーだ。

 こうして土の中から湧き出した「細い清流」は、アンプという「川幅が広い中流」を通りやがて大河になる。そして海へとつながる河口付近では、スピーカーから轟々と水が流れ出る。

「安いスピーカーでも、高くて力のあるアンプで鳴らしたときには、弾けるようにブンブン鳴るぞ」と鬼の首を取ったように言う人がいる。もちろん彼の言いたいことはわかる。アンプがよければ、確かにスピーカーは弾けるように元気に鳴る。

 だがその奮闘は、スピーカーの元々の能力の「上限」で頭打ちになる。つまりスピーカーの力以上の音は出ない。

 音を最終的に出力するのはスピーカーだ。いくらCDプレーヤーが細かい音までよく拾おうが、いくらアンプが音を華麗に増幅しようが、蛇口が細ければ水はちょろちょろとしか流れない。

 逆にスピーカーの能力が高いと、出せる力の「上限」が高くなる。するとアンプの力がいくぶん低くてもゲタを履かせたようになり、スピーカーはけっこうな音で鳴る。結論としては、スピーカーにお金をかけるのが正解だ。

 ただしバランスが大事なのはいうまでもないが。

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「グレードの高さ」に意味がない世界

オーディオの「上がり」はなぜあるか?

 オーディオでは、ある程度の地点まで行くと、そこから先はグレードの高さに意味がなくなる。好みの問題になるからだ。

 例えば私はウィルソン・オーディオなんて低域のトランジェントが悪くてちっともいいと思わないし、だいいち私が聴くソースに合わない。そんなものが家にあってもまったく意味がない。

 一方、ルーメンホワイトは空間表現は良くても低域の打撃感とパンチ力に欠ける。音が軽すぎる。またB&Wは上の機種になるほど低域が遅くなって行くので何をか言わんやである。これらのどのスピーカーより、私の趣味ではC1のほうが上だ。

 アンプに関しても同じである。世に巨大なパワーアンプを擁するハイエンドなシステムはいくらでもあるが、それらはたいてい「ドッスゥ〜〜〜〜〜ン」という遅い低音を吐き出している。そんなもので音楽を聴いてもちっともスリリングじゃない。

 結局、オーディオはある程度のグレードまで行くと、そこから先は単に好き嫌いの話になり、いくら高額でも自分には意味がない世界になる。

 自分の好みじゃない音を出す、超高額システムで音楽を聴いてもちっとも楽しくない。

 これがいわゆる双六の「上がり」という現象である。

 逆にいえば自分の音を持ってない人は取っ替え引っ替えズルズル投資額だけがかさんで行き、好きな音にではなく「高額なシステムを所有している自分」に自己満足するしかない。このテの人にはゴールがない。

 つまり、オーディオ沼である。

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DYNAUDIOというスピーカーに出会ったせいで、こんなブログをやってます。

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