スピーカーが鳴るのではない、空間が鳴るのだ
音の立体感をあらわすとき、よく「ギターは右、ピアノは左から聴こえる」みたいな表現がされる。だがそれを読み、「ギターは右のスピーカーから聴こえている」と解釈する人がいる。その人のシステムがそういう鳴り方だからだ。
だが上記の意味はそうではなく、「スピーカーから音が出ている感じはまったくしないが、音のする位置を指し示せば右方にあるこの一点から聴こえる」という意味だ。
スピーカーからしか音が出ていないシステムを使っている人に説明するのはむずかしいが、「右」というのは「右のスピーカー」のことではない。「右方の何もない空間」を指す。
「何もない空間から音が出る」ってどういうこと? と疑問に思う人がいるかもしれないが、かいつまんでいえばそういうことなのだ。
だが上記の意味はそうではなく、「スピーカーから音が出ている感じはまったくしないが、音のする位置を指し示せば右方にあるこの一点から聴こえる」という意味だ。
スピーカーからしか音が出ていないシステムを使っている人に説明するのはむずかしいが、「右」というのは「右のスピーカー」のことではない。「右方の何もない空間」を指す。
「何もない空間から音が出る」ってどういうこと? と疑問に思う人がいるかもしれないが、かいつまんでいえばそういうことなのだ。