ブラインドテストは意味があるか?
「ほら、ブラインドテストで音の違いが判別できなかったぞ。やっぱり電源ケーブルで音は変わらないんだ――」
この言説は果たして正しいだろうか? もちろん、そんなことはまったく断言できない。
そこには、「ブラインドテストをした『Aさんの耳』には、音の違いがわからなかった」という客観的事実があるだけだ。それをもって「音が変わらない」ことの証明にはならない。
ブラインドテストがあたかも「真実をあぶり出す魔法の杖」であるかのように考える人もいる。だがブラインドテストは、あくまで人間の予断を排除するための単なる仕掛けにすぎない。ブラインドテストで音の変化がわからなかったからといって、それイコール、Aさんは「音が変わらないことを正確に聴き分けた」などとはいえない。
なぜならAさんでなく、もっと耳のいいBさんがブラインドテストをすれば、音の違いは判別できるかもしれないのだから。
この言説は果たして正しいだろうか? もちろん、そんなことはまったく断言できない。
そこには、「ブラインドテストをした『Aさんの耳』には、音の違いがわからなかった」という客観的事実があるだけだ。それをもって「音が変わらない」ことの証明にはならない。
ブラインドテストがあたかも「真実をあぶり出す魔法の杖」であるかのように考える人もいる。だがブラインドテストは、あくまで人間の予断を排除するための単なる仕掛けにすぎない。ブラインドテストで音の変化がわからなかったからといって、それイコール、Aさんは「音が変わらないことを正確に聴き分けた」などとはいえない。
なぜならAさんでなく、もっと耳のいいBさんがブラインドテストをすれば、音の違いは判別できるかもしれないのだから。
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